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お寺の遊休土地の活用方法は?

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先日、「互助会への加入を検討している」という東海地方のお寺から問合せを頂き、ご訪問してお話をうかがいました。
たいへん由緒のあるお寺なのですが、現在の檀家数は数十軒ほど、寺院経営としてはなかなか厳しいとのことでした。ただ、境内に隣接してかなり広い土地をお持ちで、以前から近隣の住民の方に貸しておられます。驚いたのは、その賃貸料の金額でした。おそらく何十年も変わっていないのでしょう、通常では考えられないような額で、しかも借主の方も高齢化が進み、借地料を支払っていない方も相当数出てきているとのこと。
これだけの土地がうまく活用できれば、寺院経営の改善にも結びつくのに、と思います。

お寺に活用できる土地がある場合、有効活用の手段としてよく検討の俎上に載るのは駐車場やマンションの建設ではないでしょうか。昨今、京都の著名な神社境内地でのマンション開発をめぐって大きな問題になった例をあげるまでもありません。
しかし、遊休地を駐車場やマンションとして活用するには、十分な需要が見込めることが前提となります。国内の人口が減少する中、普通のマンション経営などが厳しい局面を迎えるのではないか、という見方も徐々に増えてきているのは気がかりです。

 互助会では、このような土地に高齢者や障がい者を対象としたグループホームを建設する方法を、提携している積水ハウスなどと一緒に研究しています。高齢者・障がい者のグループホームは需要がありながら、未だ十分に供給されていない状況にあります。また、地域コミュニティの核としての役割が期待されるお寺がグループホーム経営に取組むことはとても有意義なことではないでしょうか。
グループホーム経営については、今後も引き続き情報提供をしてまいります。ご興味のある方はぜひご参考になさってください。ご一緒に検討することができれば幸いです。

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